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2017年2月 8日 (水)

「会う」と訳される meet と see

会う、という感覚でつかうmeetとseeですが、使い方によっては思わぬ誤解を生むことがあります。本日、実例があったので紹介します。

2週間ほど前のこと、日本の方が書いた英文emailの書き出しを見ました。私にccとして送られてきたものです。曰く

Nice to see you.
My name is  xxx of yyy company.

私は当該事案のことは良く知っているので、これを書いた人が相手先のアメリカ人に会ったこともなく、初めてeメールを出したということを把握していました。ですのでこの出だしをとても奇異に感じました。そうでなくても、nice to see youの後に自己紹介を始めるのは不自然ですね。

これに対するアメリカ人の返事は、

It is good to hear from you and meet you as well.

このやりとりで、この二人はこれまで会ったことがないという事が、判ります。また、emailだけだから、厳密にはまだmeetでもないかもしれません。いずれにしても、要するに、日本人の方の感覚では最初のメールの冒頭Nice to see youを"初めまして"という程度で使ったのでしょう。

当地では初めての場合にseeは使わないし、逆に2回目以降にmeetは使わないというのは非常に明確な感覚なんです。Nice to see youが初めまして的に使われることはまずありません。でも、まあ、お互い通じたし、この件はこれで終わりだと思ってました。


ところが今日、この表現が思わぬ誤解を生みました。

実は最初に日本の方が書いたemailは、アメリカ人に対して納期の日時を変更して指定する内容で、変更前と変更後の2つの日付が書いてあり、この変更後の日付で見積りを依頼するようなものでした。本日その見積もりが出てきましたが、先方のアメリカ人の間違いで変更前の日付のままの見積もりが出てきたのです。

この見積もりを最初に受け取り、おかしいと思った部下のBuyerが過去のメールを調べ、上記の日本人のemailにたどり着き、私のところに来ました。彼曰く、メールとは別に二人は既に会っていて、その時にemailの日付とは違う日付を指定したのではないか、と言うのです。

この理解の原因はもちろん冒頭の "nice to see you. " 。 ほぼ100%、以前に会ったベースでemailが始まっているものと読めます。彼には、次の行のmy name is..が目に入らないくらいガチガチな表現だったようです。

彼には、アメリカ人の返事emailと、日本人でmeetとseeをちゃんと使い分けない人もいることを説明したうえで、見積もりを再提出してもらうよう彼から依頼するよう頼みました。日本人が間違えがちな点を教
宣しておくことも、仕事上必要かもしれませんね。

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