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2014年1月29日 (水)

イスタンブール、トプカプ宮殿。

昨日1月28日(火)に、ブルーモスクとアヤソフィアを観てまわり、帰宅する通勤ラッシュのなかホテルに帰着した私は食事もとらずに午後7時ごろ眠ってしまいました。イスタンブールと日本の時差は7時間ですので、イスタンブールで午後7時ということは日本時間は午前2時です。体内時計的には眠るのが自然です。食事は、ヒルトンの豪華な朝食を摂れば足ります。

さて翌朝。朝は時差のため、遅くても午前2時にはどうしても目が覚めます。多少、仕事っぽいことをして時間を過ごし、午前6時半のレストラン開場とともに朝食に向かいます。ヒルトンの朝食はさすがに豪華なのですが、私は朝はフルーツと野菜とパン程度しか食べません。でも、フルーツも野菜もパンも、たくさんの種類が取り揃えてあって、本当においしくいただけます。

私の毎朝の楽しみは、はちみつでした。はちみつの巣みたいなのが、そのまま出されています。フォークでほんの一部を切って、そのまま食べました。ほんとうにおいしい。ハニカム部分が多少、歯に引っかかりますが、おいしいので気になりません。ひっかかっても、そんなものなのかな、ハニカムっていうぐらいだし、と、思ってました。

私はこれだけで大満足ですが、オムレツや肉や魚も食べたいという人は、きっと食べきれないでしょう。

午前6時半は外はまだ暗く、朝食をとっている間に次第に明るくなります。ヒルトンは高台にあり、眼下にボスボラス海峡を望みます。大型の船が行きかうのが見えますが、それにくらべて海峡は狭く見えます。暗いうちから、海の中にブイのようなものが光っているのが良く見え、日が昇ってからも目立ちます。調べたところ Kiz Kulesi, またの名を Maiden's Towerとか Leander's Towerなどという、歴史的建造物だそうです。なんにしても、歴史あるものが多いところです。

さて、明るくなってくると、今日の天気の様子がわかってきます。1月29日は、朝から雨でした。

午前8時過ぎにチェックアウトして荷物を預け、ヒルトンの傘を借りて、トプカプ宮殿に向かいました。世間は平日の午前8時半前後です。通勤ラッシュだったような気はしませんでした。それよりも、歩いている人が多いなぁと、感じました。特にガラタ橋の上は、あらゆる人種がひしめいているという感じでした。

かくして雨の中、ギュルハーネの駅で降り、坂を上ってトプカプ宮殿に向かいました。

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午前9時過ぎ。観光客はそれなりに居ましたが、入場券売り場は全然混んでなくて、まったく並ばずに、入場券を購入できました。トプカプ宮殿が25TL、ハレムが別で15TLです。「挨拶の門」から、入ります。

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挨拶の門はセキュリティーゲートがあり、空港の保安検査のように荷物のスキャン、体のスキャンチェックがあります。スキャン後の荷物は預ける必要はなく、自分で持って入場します。右手に音声案内のヘッドセット貸出小屋があります。ここではカードは使えません。手持ちの現金が少なかったので、トプカプ宮殿分だけ借り、ハレムはあきらめました。事前に飛行機の中で、「イスタンブール―三つの顔をもつ帝都」という厚めの本を完読してましたので、俄か知識は多少あるかと、まあなんとかなるかと、思ってました。ヘッドセットと引き換えに、パスポートなどの身分証明書をおいていってくれ、と、言われましたが、こんなところにパスポートは預けたくなかったので、自分の名前の書いてある、日本のお店のポイントカードを渡したら、OKとのことでした。本当はダメなんじゃないかと思います。

雨なので、傘を片手に見学します。ヘッドセットは、番号を入れて再生ボタンを押さなければいけないので、傘とヘッドセットでちょっと手一杯、さらにヘッドセットの右耳側の保持が甘くて、時々、押さえてあげなければいけません。まだ朝のうちで観光客も少なく、私の持ち時間は十分だったので、良かったのですが、時間が限られている場合にはヘッドセットの案内は手間だし、案内が間に合わない可能性もありますね。ヘッドセットよりも、なにか詳しいガイドブックみたいなものを事前に用意するのがよろしいと思います。

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トプカプ宮殿は、広めの中庭に平屋がぽつぽつと建っているイメージです。建物同士は空間に余裕をもって建てられているようです。花壇や畑のような場所もあります。一生をこの中で過ごすスルタンも少なくなかった、ということでしたので、広い空間を想像していましたが実際はそうでもないように感じました。建物や建具なども、海に面したコテージに至るまで、素材は珍しいものを使っているようですが比較的簡素に作られている印象を受けました。その分、興味深く、一生をここで過ごしたスルタンや、何年も閉じ込められていた兄弟たち、大臣や家来のことなど、想像していました。

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一旦、謁見の間のところから外側にでて、車門からハレムに入ります。トプカプ宮殿は、あまり多層階はなかったのですが、ハレムは宦官の住居とか美女たちの住居などは多層になっています。通路も狭目です。鏡があったり、明り取りのある明るい空間があったりして、美女が歩いていたのかなぁと、想像してました。観光客はまだ少なかったので、建物の中で不意にひとりっきりになったりしました。そんなときは、本に書いてあったこと、事ある毎に殺戮があったこと、を思い出し、ゾッとしたりしたものでした。

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スルタンがここから覗いたのかな、と思われる場所は、ステンドグラスが綺麗な部屋でした。今はガランとしていますが、調度品があった往時はさぞ豪華だったのではと思います。毎日、この部屋でフルーツを食べ、ここから美女を見物したスルタン、そして夜な夜な外出しては人を斬りまくったスルタンもいたそうなのですが、どんな気持ちだったのか、、想像もできません。

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トプカプ宮殿とハレムを見学し終わり、挨拶の門から外に出ます。午後12時半でした。雨が降っていたので、傘をさします。ヒルトンのロゴ入りで恥ずかしいのですが濡れていくには多少強めの雨なので仕方ありません。朝はガラガラだった入場券売り場は随分と混んでいるようでした。人の流れは、昨日入れなかった門(帝王の門、という正門らしい)から、人の流れが続いているのが見えます。ブルーモスクとアヤソフィアをみてから、こちらに来る方々なのでしょう。私は一人、斜めに、ギュルハーネ方面に向かう緩やかな坂を下って行きます。

前方に、白いジャンパーを着た中年男性。まわりを見回しながら少しふらふらしていて、観光客なのかな、と思って遠回りに、気を遣われないようにゆっくり追い抜いたところ・・・「トプカプ宮殿どうでした?あいにくの雨ですねぇ」・・・と、日本語。「私も今ね、xxx製作所の(と、日本の有名企業の名前)皆さんを門まで送ってね、これからちょっと休憩。」と。髪のさっぱり短い、スポーツマンタイプの中年男性です。ギュルハーネ方面への門までしばらく歩くので、「仕事大変ねぇ」「もうイスタンブール見ましたか、何日滞在?」などの質問に、楽しく答えてました。本当に、日本企業をお客さんか協業相手に持つトルコ企業の営業にしか見えない。そして、「トルコに来たら、ここにいくといいよ」と、食事ならここ、絨毯ならここ、等など、親切にいろいろメモして渡してくれました。

もうそろそろ、坂を下って行こうかというところになったので、ありがたくメモをしまってお礼をいい、立ち去ろうとしました。そしたらやっぱり「そのメモに書いてあるxxxというレストランはすぐそこにあるんです、アヤソフィアの海側で、そばには本当に良い絨毯屋さんもあります。10分ぐらいのことですからいきましょう」と、言い出しまして、”そこに行かずに日本に帰るあなたの事を考えると、本当に残念”というスタンスで、勧誘してきます。なるほど・・・どこにでも出没するんですねぇ。私はというと、2時にホテルに空港ピックアップの車が来ますので、本当にもう時間がありません。その旨を話し、その場を辞しました。去る時はしつこくもなく、却ってよい印象を与えてくれます。これも伝統の成せる技なのかなぁ。

短い滞在でしたが、イスタンブールともお別れです。また来ることがあったら、春か秋に来たいなぁ。

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