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2007年7月 5日 (木)

ゲティスバーグ GETTYSBURG, USA

英国と韓国とを冠したこのブログであるが、時々は違うところにも行く。このところは上海に行く事が多かったのだが、今回はちょっと趣向が変わって、米国、ペンシルバニア州のゲティスバーグにやって来た。

Imgp71411_2 滞在時間が非常に短かったのでマメ知識ほどの情報もなかったのだが、ゲティスバーグといえばアメリカ合衆国軍(北軍)と連合国軍(南軍)との南北戦争の激戦地のひとつであるし、リンカーンが演説したことで有名でもあるし、ともかく古戦場に行ってみた。

ゲティスバーグの街に隣接するように、ゲティスバーグの古戦場がひろがっている。まさにこの場所で、両軍の激戦が1863年7月1日から3日の3日間続いたそうだ。

1863年といえば、日本にペリー提督が来航した1853年の10年後である。日本史で、「いやござんなれペリーさん」と憶えたのでよく憶えている。ペリーさんは1853年にクロフネ(蒸気船)で来航したわけであるから、そんな時代から察するに、ゲティスバーグの戦いには飛行機も戦車もまだなかったはずである。

実際、この戦いは、世界史的に「最後の集団密集突撃が行われた戦い」だったんだそうだ。死者数は両軍あわせて5万人。その殆どが、砲撃の犠牲になったんだそうだ。

Imgp71681 そんなマメ知識+αを携え、古戦場を訪問した。訪問してまず感じたのは、だだっ広さ。ところどころに丘や森が点在する、見渡す限りの緑の平原である。当時、交通の要衝であり、兵站補給が両軍にとって容易であったという事情がなんとなく判る。補給が容易であったがために、戦史にも稀な大規模戦闘になったしまったんだそうだ。

点在する丘も、当時の戦略上重要なポイントだった筈だ。その丘の大きさや険しさ、見晴らしなどは、実際に行って見ると良くわかるのだが、ここを当時はライフルを持った歩兵が砲弾をくぐるように突撃していたわけだ。私が訪問したのは6月28日であったから、きっと、木々の葉のつきかたや緑で覆われた丘など、ほぼ激戦時の様子と同じだったと思う。そんなことを考えながら古戦場を巡ると、大変な臨場感を感じる。

Imgp71571_1 「死の谷」では両側の丘から挟撃された南軍の兵士におびただしい死傷者が出て、谷を流れる河は赤く染まったそうだ。丘の上から谷を見下ろすと、おそらく景色はほぼ当時のままなのだと思うが、死の谷全体が手に取るように把握できる。決して広い谷でも深い谷でもない。もしこの谷が雪で覆われたとしても園児がソリで滑り降りるファミリーコースぐらいの距離と斜度しかない。しかし、戦車も戦闘機もジープも機関銃もない、集団密集突撃の時代には、絶望的な絶壁に見えたに違いない。

Imgp71321_1 そんな事を考えながら、興味深くゲティスバーグの古戦場を巡った。これまたおびただしい数の記念碑や彫像や砲台が道路沿いに延々と建っていて、多くの観光客が説明書きを読んでは建国の功労者に敬意を表していた。実に、アメリカ国民にとって大切な場所なのだ。

マメ知識:ゲティスバーグ古戦場を巡るバスツアーがあります。テープのガイドで1人20ドルぐらい(高い!)、ガイド付きだともっと高い。所要時間は2時間、最終バスは季節によるものの、今頃は3時半ぐらいです。Imgp71761_1バスチケット売り場兼観光案内書の周りには、お土産屋さんがあります。銃器、革製品、古美術、アンティーク家具、など。概ね午後5時~6時には閉まります。

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受信: 2007年7月13日 (金) 22時23分

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