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2006年5月 2日 (火)

写真好きといえば (3ヘリテイジズ)

イギリスの番組で以前、ロンドン観光に来た日本人に触れ「なんでも口を開けて見上げて」「次の瞬間には皆、写真を撮っている」といっていた。コメントはよく憶えていないが、そんな感じだった。そして画面には、ぽかんと口を空けて空を(多分ビッグベンとかロンドンアイとか)見上げている何人もの日本人が映り、次に空に向かって(多分ビッグベンとかロンドンアイとか)カメラを構えている日本人が映っていた。

私だって上向いて写真撮っていた。ウォータールーで電車を降りウェストミンスターに向かって歩いていってロンドンアイが見えた瞬間からホワイトホールあたりまでは、確かに上向いてポカンと口をあけたままで歩いたかもしれない。上向いて写真を撮っていた。確かに否定できない。しかし日本人ばかりでもないだろう。

一番の写真好き国民は日本人、というのには異論がある。私が感じるところでは、現在一番の写真好きといえばインド人ではなかろうか。写真好きというか、なんだか病的にこだわっている人が多い。

インド君もそうだったが、彼はまだ温厚派かもしれない。先週訪問したバースでもストーンヘンジでも、インド人撮影隊が大変目立っていた。人数は少ないかもしれないが、とにかく目立つ。

写真にこだわっているから目立つ。こだわっているから人物と風景とのフレーミングを納得いくまで徹底的に修正している。納得いくまでというか、心行くまでといったほうがよい。そして、どういうわけか概ね、構えてからシャッターを押すまでが異様に長い。前を横切っては悪いからと気を遣うと、延々待たされる事になる。イギリス人は礼儀正しく待っている。なので、観光地の雑踏にポッカリと空間が出来てしまい、大変に目立つ。

Imgp2369_1怒っているわけではないので念のため。しかし彼らは、目立てば目立つほど良いと考えているようにも見える。写真を撮ったら、撮った写真をデジカメの小さな液晶でずっとチェックしていて、もう建物や石には興味がないようにすら見える。そんなんでいいのか?とはいえ私だって、石も自分もそっちのけでインド人の行動を興味深く観察していた変な観光客と言える。

観光客なんだからおおらかに楽しく振舞うのが正解ということだろう。そう考えれば、そうなのだ、ロンドンで観光客が夢遊病者のように上を向いてポカンと口空けて歩いていたって全然悪いことはないのだ。

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受信: 2006年5月23日 (火) 17時11分

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