« ワイト島の自転車道 | トップページ | ディスガスティング »

2006年3月 7日 (火)

ニードルズが見える場所

ホバークラフトでワイト島に渡り、向かい風の中苦しい坂を上り、とにかく一度ニードルズを見てみたいという一念でペダルを踏んでいた。

Imgp1422

地図で見ると、ニードルズはワイト島の西の端、まさに「針」のように尖った先に灯台がある。尖った陸地は石灰岩質だから、きっと白く輝いている筈だ。

フレッシュウォーターの街からアルム湾に向け、「ニードルズプレジャーパーク」の看板に従って進む。案外登り下りがあり、クタクタに疲れた。最後に急坂を下った先に、プレジャーパークがあった。

天気も悪くなって、肌寒い。空は雲に覆われてしまった。遊園地があるが、誰も居ない。ショップは「営業中」の看板が出ていて、電気もついている。しかし誰も居ない。ショップやアトラクションの小屋が建っていて、景色が良く見えない。

自転車を押して、うろうろしていたら、「ど~したんだい、なにをお探しかね」と、白髪にヒゲの恰幅の良いおじいさんに話しかけられた。「ええ、ニードルズを見ることはできないものかな、と、ちょっと思いましてね」 「あ~、それならこっちだよ」と、遊園地の一番奥を指差した。確かに展望台があった。

展望台には誰も居ない。自転車を展望台に上げて、写真を撮ったりした。おじいさんに「ありがとうございます」といったら、「ヘルプユアセルフ」。どういたしまして、という意味だ。イギリス特有かな?そしておじいさんはショップの方へ歩いていき、見えなくなった。

Imgp1424

Imgp1426

ともかく、向かい風の中、山を越え谷を下り、念願のニードルズを見た。アルムベイの展望台からのニードルズ。もっと近くまでいけるかとも思うが、ロードではいけなさそうだし、時間も体力も残ってなかった。天気も悪く曇り空で、ニードルズは確かに白いのだが、輝いてはいなかった。ニードルズを見ている間に風が強くなり、やがてミゾレが降りだした。追われるようにニードルズをあとにし、ヤーマスに向かって出発した。

帰途はヤーマス、コウズ、ニューポート、ライドと追い風にのって、しかしフラフラになりながらホバークラフトの発着場にたどり着いた。

Imgp1435

ワイト島西部は電車もなく、ニードルズへはバスか車か単車か自転車か歩きで来るしかない。今思えば、もう2度と来ないかもしれないんだし、もうすこしゆっくりすれば良かった。

|

« ワイト島の自転車道 | トップページ | ディスガスティング »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/146188/8996266

この記事へのトラックバック一覧です: ニードルズが見える場所:

« ワイト島の自転車道 | トップページ | ディスガスティング »