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2006年3月29日 (水)

年度末のラウンジ(ヒースロー空港にて)

いままさに、ヒースロー空港のラウンジでこの文章を書いている。年度末、いつになく、小さい子供づれや、駐在員の奥方が多い。「国連の仕事です」「まー大変なお仕事で」「私は大変じゃありません、主人は大変ですけど」といった、なんだか張り合っているのか謙遜しているのか、こういった類の会話をまとめて聞けるのも、異動の季節ならではと言えるだろう。もちろん、毎度の如く、いったいどうしてラウンジにいるのか、怪しげな人達もいる。

Heathrow_march30 怪しさでいえば、私も怪しいほうだろう。襟を立てて独りキーボードをたたいている。キーボードをたたいてはいるが、実は全く手元を見ないで、ネタを探しながらキョロキョロしながら叩いているので、怪しいことこの上ない。

喫煙室の出口のガラスにぶつかる人が多い。自動ドアなんだけど、ボタンを押さないとあかないからだ。自動ドアだから、扉に近づいていけばいつかあくと思ってまっすぐ歩いたあげく、開かずにブツカるという酔っ払いが続出だ。

搭乗1時間前、なんだか日本人美女軍団が入ってきた。イギリス人らしきガードマンらしきスキンヘッドに案内されて、一番奥のテーブルに座った。「じゃー私はジントニックお願いします」などとイギリス人に頼んでいる。日本語で。イギリス人は日本語ペラペラだ。そして美女軍団のもとに、ロマンスグレーやらやたら声の良い中年男性やら、次々に挨拶にきた。これは相当なものだ。

話を聞いていると、どうも観光らしいが、これは一体・・・?ことばは大変丁寧で低姿勢だが・・・?凝視するわけにもいかず、チラチラ見ると若くはないが確かに大変な美女軍団だ。ん?声の良い中年男性がこちらに歩いてきたと思ったら、うっかり私の目の前の飛行機の模型に触れてしまって、模型をを壊してしまった。一所懸命直そうとしている。声は良いがオッチョコチョイだ。好感度アップ。良く見ると、トランシーバーを持っている。空港の人なのかな?そういえば、さっきのイギリス人もトランシーバーを持っていた。特別な人たちなんだきっと。うーん、ファーストクラスに行ってもらったほうがいいんじゃないか。

そう思いながらも、一方で、ひょっとして席が隣になったりしたらどうしよう、あー胸がムズムズする、春だなーどうしよう、などと余計な心配をしている私なのだった。

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