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2006年2月17日 (金)

レジ袋乱用

ネットでの本日の日本のニュース、「レジ袋削減、違反は罰金」だったかな、そんな記事を見て、イギリスでのレジ袋について考えるとともに、ロシアのことを思い出した。

当地ポーツマスではテスコでもマークスアンドスペンサーでもアスダでもどこでも潤沢にレジ袋がある。多少のものを入れても破れたりしない、丈夫で分厚い袋。材料はポリエチレンにハナグスリを添加したやつだ。レジ係が渡してくれるのではなく、パッキングする場所に大量にかけてある。その気になれば、余分にいくらでも持って帰れる。

どのスーパーでも有料の再利用可能なショッピングバッグを用意しているので、イギリスでもレジ袋削減の話はあるのかもしれない。しかしそれを感じさせないぐらい潤沢にレジ袋が用意されている。それに、有料バッグを買っている人や使っている人を見たことが無い。買えといわれても、1つ2ポンド以上では買う気にならないだろう。

Dscn22081 ロシアではスーパーになんらかの袋を持参するのは常識だった。現地の人はほぼ全員、自分の袋を持ってきていた。有料の袋はレジで2ルーブル(8円ぐらい)払えば、購入はできる。たったの8円だが、たしかウォッカの安いのぐらいはそのお金で買えたような気がする。

袋を持ってくるのは、8円を惜しむ気持ちというばかりではない。レジに袋が無いときもあるだろうし、そもそも袋が破れないという保証はない。自分が使ったことのある、実績のある、自分の家までちゃんと商品を持って帰れる袋がいいのだ。2ルーブルの袋は見るからに弱そうな薄いものだ。

思い返すと、ロシアの人々はモノを大変大切にしていた。物資は元来充分には無いものである、という感覚がある。スーパーは買い物籠さえ充分ではなかったが、買い物籠が空くのをきちんと並んで待っていた。少ない物資を分け合い、自分の分も他人の分も大切に思っていたように思う。

イギリスは随分違う。物資は充分あるものだという前提のようだ。税金をたくさん払って物資を大量に動員し、消費している。税金で道路掃除したりゴミの分別したりする。若者が道端にゴミを捨てても、翌日には掃除されて綺麗になっているという社会システムだ。なんにしても、掃除にしてもお金が必要だからみんなで負担しようという考えかもしれない。つまりお金があればヒトと物資が動員でき、たとえば環境保全もできるという考えだと思う。

イギリスとロシア、両極端とまではいかないが随分違う。日本はどちらだろうか。

(写真はロシア・レニングラード州のキリシ市、キリシ駅付近 2003年)

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コメント

お元気そうですね。時々ブログに寄っています。
イギリスとロシアの国民性が分かり面白いですね。

投稿: naka | 2006年2月20日 (月) 05時25分

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