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2005年11月20日 (日)

セブンシスターズ

セブンシスターズというとシザーシスターズとかの音楽系とかナイトクラブ系とかのイロモノ的なことを想像され「ついにこのブログもナイトライフ紹介?」とコーフンされるカタが居られるかもしれないが、そうではない。セブンシスターズといえばイギリス南海岸線でももっとも有名な自然景観のひとつ、そして美しい自然保護区のある、品行方正清廉潔癖質実剛健な場所である。特に海岸線は、白亜の切り立つ壁が延々続く絶景だ。

晴天続きで週末も晴天という予報を聞き、車で行って来た。本当に素晴らしかった。

往路の車のラジオは「信じられないほどの晴天で、その分冷え込んで霜が降りる朝となりました、南岸の気温は3度」といっていた。確かに素晴らしい天気だ。雲ひとつ無く、飛行機雲が何筋も見える。その後も1日中、素晴らしい天気だった。

通ぶるつもりもない、私は初めての訪問で、ガイドもいない。実は一人で訪問した。中年の男が一人で崖を見に行くなんてちょっと心配される状況かもしれない。ともかく、崖に一番近そうな駐車場に車を停めて、駐車代金前払いを済ませて、まっすぐに崖を見に行った。「エッジクリフ!」と言う木の看板があるから、「あ~、ここが有名なエッジクリフ!か」などと思って油断してはいけない。「切り立った崖」と、注意を促しているのだ。しかし、その看板があるだけで、柵もなにもない。駐車場から見ると、崖方面は小高い丘のようになっていて、向こうは見えない。向こうを見ようと、私は普通の歩調で丘の頂上を目指し、まっすぐ登っていった。

危なかった。駐車場で車を停めて、駐車代を払い、そのまま直進して崖から飛び降りた謎の日本人になるところだった。Dscn6387

丘の頂上は崖のてっぺん、その向こうはまさに切り立つ壁。いや、サスケの反り立つ壁だ。50mはあるのではないか。その場で足がすくんだ。さらに、別の場所から自分がどこに向かって直進していたかを見たときには、さらにぞっとした。ぎりぎりだ。と、いうか、飛び込み台だ。下はえぐれている。何故落ちないのか、これで柵がないというのは、イギリス人の景観を慮る心意気というものか。

Dscn6370最初はぞっとしたが、見れば見るほど、素晴らしい。信じられない。崖は白亜で、日光を浴びて白く光輝いている。崖の淵からこちらは、天然の自然の芝みたいなのが生えていて、緑と白のコントラストが美しい。Dscn6385そんな海岸線が見渡す限り続く。 晴天で眺めがとてもよく、イギリス海峡の水平線や、はるか向こうの白亜の壁、一面の放牧地、西はイーストディーンの町、東はイーストボーンの街までずっと見渡せた。

Dscn6393芝生を歩いていったりきたり。バーリングギャップというところで海岸に下りて壁に触ってみたり、丘の上の灯台に入ろうとして「ノー!プライベート!」と怒られたり、犬を連れた老人たちに挨拶したり、赤白横縞の海の中の灯台(きっと有名なモノだろう)を見たり、自転車で走っているヒト見て羨ましくて手を振ったり、漁師さんが船を準備しているのを見ながら持参のサンドイッチを食べたりしていた。

しかし、楽しんだものの結局は独り、ハタから見れば独りで車で来た謎の中年東洋人。「スガスガシーイ」みたいに、伸びをしても独り。次はせめて、会社の同僚でもつれてこよう。

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コメント

ブログを時々読み始めました。今流行のブログ・・・
どうなっているのか理解してはいませんが多忙なが掲載するのには関心があります。ブログは写真は載らないのですか?文章だけで凄い所だと感動するだけでは写真が是非みたいです。

投稿: 中さん | 2005年11月23日 (水) 06時20分

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